主な被写体をぼかさずに残し、動画の背景を隠す
2026/09/30 更新
主な被写体の顔と体をぼかさずに残し、周囲の人や風景をぼかします。街頭のサンプルでは、フードをかぶった手前の人物全体を残します。
動画で手順を確認する
スタジオでの編集の流れと結果の再生を動画でご覧いただけます。画面と字幕は英語です。
始める前に
この実演では、Lindy Tang による Pexels の動画の0:00〜0:10を使用しています。Pexelsの元の動画を開いて提供元から入手し、その10秒の抜粋を用意するか、練習用にご自身の短いクリップを使ってください。
vlogger-street.mp4 は実演用クリップのファイル名です。提供元の動画全体はこれより長く、このガイドのタイムスタンプは、用意した抜粋の0秒から始まります。
元の映像:Lindy Tang / Pexels · ライセンス。実演では、短縮・縮小して音声を消した抜粋を使い、実際の製品操作と字幕を加えています。
1. 元の映像と主な被写体を確認する
サンプルを開き、自動ブラーをオフにして、0秒に移動します。残す被写体として、フードをかぶった手前の人物を選びます。人物のほかの部分が背景として扱われないよう、顔だけでなく、見えている体も選択してください。
2. 被写体全体を選択して「完了」を選ぶ
人物と両手が見えているフレームで選択を始めます。この例では、再生位置を2秒に移動し、マジックブラーで「追加」を選んでコートの内側をクリックします。
下げている手と上げている手にそれぞれポイントを追加し、選択範囲を調整します。顔、体、腕、手、見えている脚を確認してください。近くの歩行者や腕の間の背景が選択範囲に入った場合は「除外」を使います。この例では、コートと手に3つの「追加」ポイント、近くの歩行者に1つの「除外」ポイントを置いてから「完了」を選択します。
3. 10秒の区間をトラッキングする
マジックブラー対象を選択し、タイムラインでトラッキング範囲を確認します。この例では2秒の時点で選択を始めているため、開始点の前にある「+」を使って、それより前の2秒間を含めてください。トラッキングバーが0〜10秒全体をカバーしていることを確認します。
「トラッキングを開始」を選び、確認ダイアログを開きます。基準フレームより後と前の区間、フレーム数、表示されるクレジットを確認してから、計算を開始してください。途中のフレームで選択した場合は、動画の冒頭もトラッキングされるよう、前の区間も含めてください。
トラッキングの計算が終わるまで待ち、「現在の範囲のトラッキングが完了しました」という通知を確認します。このサンプルは25fpsで250フレームあります。計算が完了しても、目視での確認が必要です。
4. 被写体の個別エフェクトを「オリジナル」に設定する
リストで主な被写体のマジックブラー対象だけを選択します。右側の個別の対象エディターで「オリジナル」を選んでください。「背景エフェクト」はいったん「オフ」のままにし、被写体が元の見た目に戻ることを確認します。
個別の「オリジナル」は、全体の「対象エフェクト」より優先されます。関係のない対象までぼかさずに残っていないか確認してください。
5. 背景の「ぼかし」を強度10に設定する
対象の選択を解除し、「背景エフェクト」で「ぼかし」を選びます。その下の「微調整」パネルを開き、「強度」を最大の10に設定してください。対象エフェクトの強度ではなく、背景の強度の設定を使ってください。
対象リストで主な被写体に「オリジナル」と表示され、輪郭の外側の歩行者や通りがはっきりぼかされることを確認します。背景が鮮明なままの場合は、背景の「ぼかし」の設定と、その「微調整」パネルを再確認してください。
6. 動きと輪郭を確認する
10秒全体を再生します。顔、手、コートの輪郭が欠けていないか、歩行者が被写体の選択範囲に入っていないか注意して見てください。向きが変わる場面や重なる場面で一時停止し、前後のフレームを確認します。
手にポイントを追加しても、小さな指先や袖の縁がすべて残るとは限りません。このサンプルでも、いくつかの場面で小さな指先の一部が選択範囲から外れているため、結果を元の映像と比べ、残す必要のある輪郭を確認してください。
完了したマジックブラー対象の輪郭を変える必要がある場合は、その対象を削除し、被写体がはっきり見える一時停止したフレームで「追加」と「除外」を使って新しい選択を作成します。「完了」を選び、必要な区間をもう一度トラッキングして、個別の「オリジナル」と背景の強度10を再確認してください。「追加」と「除外」は新しい選択を始める操作で、完了した対象の輪郭を開き直すものではありません。先に進む前に、欠けているトラッキング結果や読み込みに失敗したトラッキング結果を解決してください。
7. 必要に応じて動画ファイルをエクスポートする
この実演では、エディターでの全体の再生までの流れを扱います。結果ファイルが必要な場合は、以下の保存手順を別に行ってください。
エディターで全体の再生を確認したら、上部の「エクスポート」を開きます。ファイル名を入力し、MP4、720p、「標準画質」を選択してください。別の解像度が必要な場合は、ダイアログで利用可能なオプションを選択してください。
表示されるクレジットやプランの条件を確認し、エクスポートを開始します。完了の状態になるまで待ってください。エラーが表示された場合は、示された問題を解決してから再試行してください。
8. ダウンロードして保存したファイルを確認する
処理が完了したら、そのプロジェクトの「ダウンロード」を使います。ブラウザでファイルを受け取ったら、保存したMP4を別のプレーヤーで開いてください。
保存した動画を最初から最後まで再生し、被写体の顔、体、手と、歩行者が重なる部分の背景のぼかしを確認してください。エディターのプレビューは、この確認の代わりにはなりません。さらに編集した場合は、もう一度エクスポートして、新しくダウンロードしたファイルを確認してください。